昆虫塾 バックナンバー 2022

過去の昆虫塾イベント記録

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クリスマス会&成果発表会

待ちに待ったクリスマス会♪
前回と同じ駒本小学校の体育館を利用できたこともあり、今年のクリスマス会は過去最高の参加者数となり盛大無事に開催できました。
運営スタッフのみなさん大変お疲れさまでした。ご協力くだった会員のみなさんありがとうございました。
12月11日(日)、13時半スタート。窓や扉は開けっ放しというのに、会場は熱気が高まってきました。

参加人数が多いということは、準備する景品もそれだけ多い。
標本をはじめ、色々な生き虫、採集道具や各種グッズなど、まるでインセクトフェアのよう。

それと今回の成果発表も盛り上がりました。みんなそれぞれ堂々と発表していました。
「キリギリスの観察」「ツマグロキチョウについて」「今年の夏採集し飼育した昆虫たち」「千代田区に生息するトンボ」「水生昆虫と陸の昆虫の比較」「かぶとむし研究2022」「ハンミョウについて」

虫活の成果や作品の展示も多くありました。昆虫標本、観察日記や記録の他に
「ヤママユガの絵手紙 ユカタンビワハゴロモの絵」「我が家のお庭生態調査」「生き物の巣の模型」など。

そして恒例のビンゴ大会のスタート。
なぜだかなかなかビンゴが出なくて、時間が限られているため焦るスタッフ一同。
でも、やっと第一ビンゴが出ると続々と。狙っていた景品にまっしぐらの子やゆっくり吟味し続ける子。
どんどん後からビンゴした人が選んでいくのに、なかなか決められないママもいました。

全員に景品も行きわたったところで、最後にスタッフ賞の抽選会。
ちょっと手違いがあって、一つにつき当たりが二人になってしまったけれど、無事手渡せました。

なんとか時間内にプログラムをこなせてホッとするスタッフ一同。
片付けは参加者の方々も手伝ってくださり、あれよあれよという間に体育館を元通りにできました。
次回も賑やかに開催できますように。(こ)

初級標本教室

11月6日(日)、ファーブル昆虫館にて会員向けの初級標本教室を開催。参加者8名、付き添い8名、スタッフ4名。
また、ボランティアの高校生が標本作りを経験したいということで参加してくれました。
今回は会員向けということで、標本作りの経験を考慮し、年齢の制限をなくして、低学年の参加者も希望に沿って蝶の展翅に挑戦してもらいました。
1頭目の甲虫はインドネシア産のヒラタクワガタ3種を用意して選んでもらいました。

2頭目として蝶を希望したのは当初3名でしたが、甲虫2頭を終わった参加者が蝶の展翅を希望し、合計4名が蝶の展翅を行いました。
材料の蝶は、スタッフの一人が西表島で採集してきたマダラチョウの仲間を使いました。

会員向けのイベントとして、何をやればいいのか検討中であり、会員からの希望があればお知らせいただきたいと思います。(ま)

カマキリ立体標本教室

10月30日(日)、会員向けの標本教室を開催しました。参加会員は9組でした。
今回はカレハカマキリの立体標本の作成に挑戦!という、はじめての試みでした。

指導スタッフは事前にいくつか試しに作成していましたが、作成したことのないスタッフも。
とにかく、教えるのははじめてだし、まだ正解手順も分からないので一緒に勉強です。

ただ、いくつかの要点ははっきりしているので、そこは時間をかけて慎重に作業をすすめました。
翅はすでに開かれているので、足を広げることと腹と胸を反らせること。
そして頭が正面を向くようにすること。

パール針、マチ針を使って展足し、エノコログサの茎で支えたり、スチレンボードを切って使ったり。
皆それぞれ工夫して、思い思いの威嚇ポーズをとらせて、立体標本ができました。
もしかしたら一般向け標本教室でも実施するかもしれません。ご協力ありがとうございました。(こ)

【オサ部】オサホリ実習会

オサ部は体育会系、冬でも活動!それがオサホリ。
去る1月9日、約1年ぶりに千葉県某所にて、未経験者を対象にオサホリ実習を企画。
オサホリは大勢ではできないため、親子4組(8名)にしぼっての開催としました。
前々日に降った雪が心配されたため、峠道は避けて房総半島の山の中へ向かいました。
採集ポイントに着いたら其々オサホリの装備を整え、意気も揚々と林道の奥へ進んでいきます。

さあ、いよいよホリ初め式の開会です。
まずは今回の引率者のオサコン隊長が掘り方の説明をすべく崖の土をとんとんと掘ると、さっそく何かが顔を出しました。
本命のオサムシではありませんでしたが美麗なルイスオオゴミムシ。オサムシたちはこのようにこちらを向いて土の中に潜っています。
それから、掘る場所の選び方、道具の使い方(掘り方)、ケガしないよう気を付けることを聞いて、みんなで試掘開始。
するとすぐに、これも前胸がつやつやと光る、大型のスジアオゴミムシも出てきたし、いきなり本命のアオオサを掘り当てた子も。

しばらく掘っていくつか成果もあがり、掘り方もわかってきたところで違う場所を探しに林道のさらに奥へ。
斜面があっても竹林の根回りはスルーし、土が固すぎるところも柔らかすぎるところもパス。
ここはよさそうと隊長が指示した崖に取りつきます。(ここ掘れオサオサ)

ミイデラゴミムシのマンションがあったので、隊長がつんつんしてガス噴射の実演もしてもらいました。
ムカデやゲジゲジが出てくることやカマドウマの団地もありますが、それらは指標虫といって、環境がよいサイン。
本命もアオオサムシやルイスオサムシもぽつぽつと出てきました。

今回はアオオサムシも多く採れましたが、なぜか連続して7頭ぜんぶオスで、雌雄の判定の仕方の実演ができない。
ハンミョウの集団越冬も見られ、なんとムカデと同居しているケースもありました。

結局どの家族も本命のオサムシを採ることができました。(アオオサのメスも一頭採れ、雌雄の判定の説明もできました)
ハンミョウも複数とれたし、なかなかの大漁といってよかったと思います。 子供たちはまだまだ掘る気満々でしたが、むやみに土を崩すと生息環境の破壊になるので実習終了としました。
オサ部活の一番大変なのはポイント探しですが、今回の体験でどんな環境かはわかったはず。
まだまだオサホリシーズンは続くので、頑張ってポイントを探して(とお父さんにお願いして)自主練に励んでください!(こ)


参加して頂いたお子様たちの感想文や写真もどんどんHPに載せますのでメールで送ってください!



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